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データ・レポート / ベンチマークSep 28, 2026Net Influencer

partnrUP.ai、クリエイター施策の手作業を自動化する基盤へ刷新

partnrUP.aiは、ブランド情報を蓄積して再利用する仕組みと人工知能エージェントを組み合わせ、施策準備の手作業を99%超削減するとしている。 施策作成画面の平均設定時間は、広告型UGCとインフルエンサー投稿施策を合わせて28.4分から8.3分へ短縮された。 同社は、単発施策から常時稼働型のクリエイタープログラムへ移るブランドに向けた運用基盤として今回の刷新を位置づけている。

partnrUP.ai、クリエイター施策の手作業を自動化する基盤へ刷新

Net Influencerは、ボストン拠点のクリエイターマーケティング基盤partnrUP.aiの刷新について報じた。人工知能エージェントを使い、ブランドや代理店がクリエイター施策で担ってきた発見、選定、連絡、企画書作成などの手作業を大幅に圧縮する内容となる。

24時間超の準備業務を圧縮

partnrUP.aiは、クリエイターマーケティングを支援する基盤を刷新した。人工知能エージェントとは、あらかじめ与えられた情報や目的に沿って、調査、文章作成、提案などの作業を自動で進める仕組みを指す。

同社によると、従来はブランドや代理店が1施策あたり約20時間を費やしていた作業があった。戦略づくりやクリエイティブブリーフ作成を含めると24時間を超えていたが、今回の刷新で手作業の負荷を99%超削減するとしている。

ブランド情報とクリエイター像を再利用

新しい基盤では、導入時にブランド、商品、対象顧客に関する情報を収集する。そのうえで、今後の発見や計画づくりに使えるオーディエンス像とクリエイター像を作成する。

partnrUP.aiはこの仕組みを、継続的に使えるブランド知識として扱う。作成された人物像は人工知能エージェントに渡され、募集戦略の作成、クリエイターへの連絡文案、選定用の質問、施策の切り口、初期のクリエイティブブリーフ作成に利用される。

施策設定時間も短縮

施策作成画面そのものも高速化された。広告型UGCとインフルエンサー投稿施策を合わせた平均設定時間は、過去の目安である28.4分から8.3分へ短縮され、3.4倍の改善となった。

広告型インフルエンサー投稿施策は約33.3分から9.1分へ、UGC施策は約24.5分から7.7分へ短くなった。UGCは、利用者やクリエイターが制作する投稿素材を指す。商品提供やPRシーディングの施策では設定時間が約83%減り、過去の目安と比べて1施策あたり約20分を節約できるという。PRシーディングは、商品を関係者やクリエイターに提供し、認知拡大を狙う取り組みにあたる。

既存顧客と会社の変遷

partnrUP.aiの既存顧客には、Dole、JUNK Brands、Red’s All Naturalが含まれる。同社は以前、gen.videoとして事業を運営していたが、Lionizeの買収後にpartnrUP.aiへ名称を変更した。

最高経営責任者兼共同創業者のJessica Thorpe氏は、人工知能の機会は文章を速く書くことだけではなく、手作業の層をなくすことにあると述べている。Unileverの最高経営責任者が、あらゆる郵便番号地域にインフルエンサーを置きたいと語った例にも触れ、発見、審査、候補者リスト作成、募集戦略、ブリーフ作成が24時間かかる工程のままでは、大規模運用に対応しにくいとした。

反復作業を自動化し、判断は人が行う

Thorpe氏は以前の取材で、基盤を支える人工知能エージェントについて、スクロール、検索、同じメール送信の繰り返しなど、退屈で価値を生みにくい作業を自動化するものだと説明していた。

一方で、創造面や編集面の判断を自動化するものとは区別している。エージェントが作業を進めるが、最終的な可否判断は毎回自分が行う、という考え方を示した。partnrUP.aiは今回の刷新を、単発のインフルエンサー施策から、より大規模で常時稼働するクリエイタープログラムへ移るブランド向けの基盤として位置づけている。

What this means

partnrUP.aiの刷新は、クリエイター施策の発見、選定、募集方針、連絡文、質問設計、初期ブリーフ作成といった準備業務を人工知能エージェントで圧縮するものだ。創造面の判断まで自動化するのではなく、反復的な作業を減らし、最終判断は人が行う運用として説明されている。